急性鼻炎は「鼻かぜ」とも呼ばれ、鼻粘膜が炎症を起こした状態のことを指します。あらゆる年齢層にみられますが、子供は特にかかることが多く、また冬から春にかけてなど、気候の変化するときに多くなります。

仕事が忙しかったりして疲れがたまると、免疫力が低下してウイルス感染に続いて細菌感染が起こる場合もあります。

 

症状と対策

 

最初は鼻の中が乾いたような感じになり、くしゃみ、鼻汁、鼻づまりが始まります。鼻汁は初期の段階では透明で水溶性ですが、やがて粘液性に変化します。細菌感染を合併すると黄色い膿の状態になります。風邪ですから、鼻の症状以外にも発熱や頭痛、全身の倦怠感、関節痛、咽頭痛、咳や痰などの症状を伴うことがあります。

 

風邪なら安静にして体を温めて栄養に気をつけていれば、ほとんどの場合数日でよくなるでしょう。最初のうちは粘膜に過度の刺激を与えないようにします。鼻づまりを和らげるには、鼻粘膜の血管を収縮させる作用のあるスプレー式点鼻薬か内服薬を用いると効果があります。

抗ヒスタミン剤には鼻汁を抑える効果が期待できます。抗生物質はウイルス対しては効果がありませんが、細菌による合併症を考えて用いられることがあります。

鼻炎が広がってくると、合併症として中耳炎が起きることがあるので、小さい子供は特に注意が必要です。中耳炎は細菌に感染して炎症がおこった状態です。鼓膜に穴が開いていない限り、耳の外から菌が侵入して中耳炎を起こすということはありません。ほとんどが鼻やのどの感染源から細菌が侵入して中耳炎を起こします。

鼓膜の内側には鼻と耳をつなぐ「耳管」があります、耳管は普通は閉じていますが、つばを飲み込んだりすると一瞬開いて、鼻から耳に空気が入る仕組みになっています。これは、中耳の空気圧を一定にして鼓膜が振動しやすい状態にするためです。飛行機に乗っていて耳がキーンとなったときに、つばを飲み込むと元に戻るのは、空気が抜けて気圧の差を解消できたためです。

このように、鼻と耳管はつながっているため、風邪を引いて鼻に炎症を起こすと、菌が耳管を通って中耳に侵入し、中耳炎を起こします。軽い中耳炎であれば、鼻やのどの炎症が治まっていくことで、中耳炎の症状も次第に治まってきます。抗生物質で炎症を食い止めることもできます。

鼻を強くかむと、鼻の細菌が耳管を通して中耳に運ばれ、中耳炎を起こすことがあるので、子供に対してもあまり鼻を強くかまないように習慣づけてあげましょう。

 

スポンサーリンク