洗面所で朝シャンプーをした後にふらふらする…。
朝礼で急にふらふらする…。
人ごみを歩くと気持ち悪い…。
眠ろうかなと目をつむると、景色がぐるぐる回る。
以上の点に当てはまる人、危険です。
いろんな場面で起こるめまい、しばらくじっとしていると治まるにしても、次いつ起こるのだろうと不安になってしまうものですね。
原因はさまざまですが、中には脳疾患が原因のものもありますので、ご自分で確認する方法をご紹介しますね。
症状について
症状には個人差がありますが、めまいと診断される可能性が高い症状をご紹介しましょう。
- フラフラ、クラクラする
- フワフワする
- ぐるぐる目がまわる
ちなみに、めまいに伴って起こる症状もチェックしておきましょう。
- 目の前が真っ暗になる
- 耳のつまった感じ
- 耳鳴り
- 吐き気
- 頭重感
- 手足のしびれ
めまいの種類と原因
めまいの種類は大きく分けると、「起立性のめまい」、「血圧性のめまい」、「突発性のめまい」といった3つに分けられます。
そしてその原因となる原因をさらに詳しく見ると、
- 脳疾患
- 頚椎のズレ
- メニエール病
- 肩こり
- 血圧性のもの
などがあげられます。
実はいずれの場合も、めまいを起こしているのは血流の問題です。
脳疾患の場合
脳梗塞はコレステロールなどにより血管内に血栓(血の塊)ができ、血管が細くなります。つまり、ゴミが詰まったホースの中に水を流すと、水がちょろちょろしか出てこないように、血流が阻害され脳に酸素が運ばれなくなる為、ふらつきなどが出るのです。
めまいのメカニズム
脳疾患以外の場合のめまいは、首の横及び後方から後頭下を通って脳に向かっている血管が何らかの原因で圧迫されることによって起こります。頸椎のズレにより血管を捻じらせてしまったり、肩こりによって硬くなった筋肉が血管を圧迫することが原因です。
これらも脳疾患同様、血流が阻害され脳に酸素が運ばれなくなります。
血圧性のものには、起立性低血圧があり、急に体勢を起こした時などに、血圧が一時的に低下することが原因です。
脳疾患の見分け方
脳疾患が原因かどうかを確かめる方法をご紹介しましょう。
1.椅子に腰かけましょう。
2.両手を脇から左右に広げます。(てのひらは前方に向ける)
3.目を閉じ、天井を見るように首を後ろに反らします。
4.ゆっくりと左に首を向け、10秒停止し、3の状態に戻ります。
5.ゆっくりと右に首を向け、10秒停止し、3の状態に戻ります。
この検査では、首を反らすことで血管が狭められ、首を廻すことでさらに血管を狭めます。血栓などで狭くなっている血管に、さらにストレスを加える動きをすることで調べることができるのです。
このテストでめまいの症状が出た方は、要注意です!一度脳外科を受診しましょう。
めまいは、脳の酸素不足が原因ですので、脳疾患の可能性がなくとも決してよい状態ではありません。早めに治療などを行いましょう。
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